結論腕時計の買取額は、型番で決まる需要と相場を土台に、研磨や修理の履歴、保証書などの付属品、機械として動くかどうかで上下します。赤坂駅周辺で比較した5店はいずれも時計の買取を公式に案内しており、止まった時計や付属品のない時計の扱いの示し方は店によって異なります。
「赤坂駅で時計の買取を調べたら、出てくる店が赤坂にない。引き出しの時計は止まったままで、直してから持ち込むべきかも分からない」。腕時計を手放そうとすると、最初にこの2つで手が止まります。
迷うのは無理もありません。時計はバッグと違って機械なので、使い続ける人へのメーカーや業界団体の助言と、売る人への買取店の助言が、同じ場面で違うことを言っているように見えるからです。
このページでは、止まった時計と保証書のない時計の扱いを中心に、メーカーと業界団体の公式資料、赤坂駅周辺5店の公式サイトを照らし合わせます。ブランド品全体に共通する査定の仕組みはブランド品の査定額が4つの層で決まる仕組みで扱っているので、ここでは時計に固有の話にしぼります。
このページの要点
- 赤坂駅周辺で比較した5店は、いずれも公式サイトで時計の買取を案内している。一方、検索結果の上位には赤坂に店舗のない駅名ページや、福岡市の赤坂駅を対象にした比較ページも並ぶため、所在地を確かめてから持ち込む
- 止まった時計は、売ると決めたなら修理に出す前に相談するのが基本。修理で部品が変わると減額の理由になると説明する買取店がある。電池切れのまま置くと漏液しやすいと日本時計協会は説明しており、相談は早いほうがよい
- グランドセイコーは正規のコンプリートサービスにケースとバンドのつや出しを含めている。研磨の跡は、正規の整備の明細があれば出どころを示せる
- 公式の新品保証はロレックスとオメガがともに5年。推奨されるサービスの間隔は、グランドセイコーが3〜4年、オメガが5〜8年と、メーカーによって違う
- 買取とくらや 赤坂店を運営する株式会社とくらやは、時計を含む品目をメインに買い取ると公式サイトで案内し、強みの1番目にメンテナンス力を挙げている。時計の整備をどこで行うかは公表されていないため、査定のときに整備の前提を聞くと金額の根拠が分かる
赤坂駅周辺で時計を持ち込める5店と、各店が公表していること
赤坂駅周辺で比較した5店は、いずれも時計の買取を公式サイトで案内しています。違いが出るのは、修理やメンテナンスについて何を公表しているかと、止まった時計や付属品のない時計をどう扱うと書いているかで、検索結果に出る店が赤坂に店舗を持つとは限らない点にも注意が要ります。
5店の公式サイトに、時計について書かれていること
次の表は、5店の公式サイトのうち、時計の扱い、修理やメンテナンス、止まった時計や付属品のない時計について書かれている部分だけを抜き出したものです。金額の高い安いではなく、各社がどこまで説明しているかの違いを見るための表です。
| 店舗 | 時計の扱い | 修理・メンテナンスについて | 止まった時計・付属品のない時計について |
|---|---|---|---|
| 買取とくらや 赤坂店 | 運営会社が、時計を含む品目を「メインに買取」と案内 | 強みの1番目に「メンテナンス力」。時計の整備を自社と提携先のどちらで行うかは記載なし | 記載なし |
| 買取大吉 六本木交差点前店 | 「時計買取強化」。本部は社内資格「ロレックスマイスター」を取ったスタッフの在籍を案内 | 自社で修理するという記載はなし | 「そのままの状態で」の持ち込みを案内。「壊れていても価値があります」。付属品を失くしていても買い取る |
| エコリング 赤坂店 | 腕時計を買取品目として案内 | 独自のメンテナンス技術を持つ「マイスターコンシェルジュ」が在籍と案内 | 状態の悪い品も高額査定が可能と案内。止まった時計についての個別の記載はなし |
| 大蔵質店 赤坂店 | 買取ブランドの一覧に腕時計。赤坂店は買取と質預かりの営業 | 「自社でメンテナンスができる」と案内。販売する中古時計の保証修理は「当社指定先」で行う | 「調子の悪い時計などでも、お金になる可能性」があると案内 |
| BRAND OFF 赤坂見附店 | 取扱品目に時計。BRAND OFFを展開する株式会社K-ブランドオフは、日本流通自主管理協会(AACD)への加盟と、専門の判定士による確認を公表 | 店舗・時計・会社のページに、時計の修理やオーバーホールの記載は見当たらない | 箱や書類がなくても「本体のみでも買取」。湿気で傷む前に売るほうが高くなりやすいと案内 |
各社公式サイトの掲載内容を2026年10月10日に照合した結果です。記載がないことは、その対応をしていないことを意味しません。店頭での聞き取りは行っていません。
買取とくらや 赤坂店を運営する株式会社とくらやは、公式サイトの買取案内で、時計を含む品目をメインに買い取ると説明しています。強みとしては、メンテナンス力、200社以上の小売業者との提携、アメリカやアジアなど海外への販売、プロの鑑定士による査定を挙げています。時計の査定の基準や止まった時計の扱いには触れていないため、その点は査定のときに直接確かめることになります。
買取大吉 六本木交差点前店は、店舗ページで時計の買取強化と、壊れた時計や付属品を失くした時計も買い取ることを案内しています。各店の駅からの距離、営業時間、定休日は、赤坂駅周辺のブランド買取店を業態別に比較した一覧にまとめています。
検索結果に出る店が、赤坂の店とは限らない
「赤坂駅 時計 買取」で検索した結果の上位には、赤坂で持ち込める店とは別の店を案内するページも並びます。2026年10月10日に検索した時点では、次の2つが上位に表示されていました。
- 「赤坂駅」と名の付く全国チェーンの駅別ページで、掲載されている店が新橋や銀座など赤坂の外の店舗で、更新が2023年で止まっているもの
- 福岡市にある同じ名前の赤坂駅を対象に、福岡の店を比べたページ
比較している店の公式の店舗ページや、時計店や宝石店が設けている買取のページも上位に並んでいます。持ち込む前に、公式の店舗ページで所在地を確かめるのが確実です。古いページが残る仕組みは、閉店した店の情報が検索結果に残り続ける理由で解説しています。
止まった時計は、修理に出す前に相談するのが基本
止まった腕時計は、売ると決めたなら修理に出す前に査定先へ相談するのが基本です。修理で部品が元と違うものになると減額の理由になると説明する買取店があります。一方で電池切れのまま置くと漏液しやすくなるため、相談は早いほど傷みを広げずに済みます。
止まった時計について、使う人向けと売る人向けの助言は、一見すると反対のことを言っています。一般社団法人日本時計協会は電池についてのQ&Aで、電池が切れた時計を放置すると過放電になり、漏液しやすくなると説明し、止まったら早めに交換するよう求めています。
これに対して買取大吉は、時計の買取ページで動かない時計を「そのままの状態でお持ち込みください」と案内しています。修理をするとパーツが元と違うものになり、減額になる場合があるという理由です。電池交換をするかどうかも、まず店に見てもらうよう勧める買取業者があります。
電池は早めに替え、点検を受ける
日本時計協会の助言は、時計を使い続ける人に向けたものです。電池が切れたまま放置すると、電池が漏液しやすくなります。修理の相談先は、同協会が公開している時計各社の修理・相談窓口の一覧で探せます。
直さず、止まったまま早めに相談する
買取店の助言は、売る人に向けたものです。修理に出す前に、そのままの状態で査定先に見てもらいます。漏液が進むと傷みが広がるので、止まっている時計を見つけた時点で相談するのが確実です。
2つの助言は矛盾していません。使い続けるか、売るかという目的で答えが分かれているだけです。
どちらにも共通しているのは、止まった時計を長く置かないことです。電池が切れたまま置いている間は、漏液のおそれが続きます。
不調の時計について、各店が書いていること
不調の時計について、各店の公式サイトの書き方は分かれます。買取大吉は「壊れていても価値があります」として、そのままの持ち込みを案内しています。大蔵質店は「自社でメンテナンスができる」こと、「調子の悪い時計などでも、お金になる可能性」があることを書いています。
エコリングは時計のページで、独自のメンテナンス技術を持つマイスターコンシェルジュの在籍を案内しています。株式会社とくらやは強みの1番目にメンテナンス力を挙げています。BRAND OFFの公式サイトには、止まった時計についての記載が見当たりませんでした。
メンテナンスの工程を持つことが状態の評価にどう効くかは、品目を問わない仕組みです。メンテナンスの工程を持つ店が状態を評価する仕組みで解説しているので、ここでは繰り返しません。
研磨・修理・社外パーツは、査定でどう扱われるか
腕時計の個体の履歴とは、研磨・修理・部品の交換など、製造後に加えられた手入れの記録です。正規のコンプリートサービスにケースとバンドのつや出しを含めるメーカーがある一方、社外品のベルトは純正との差額として、非正規の修理はメーカー保証の対象外として扱われることがあります。
正規のサービスにも、磨く工程がある
研磨は自分でしないほうがよいと、買取業者の解説はすすめています。ただし、メーカーの正規のサービスにも磨く工程はあります。グランドセイコーは公式のメンテナンス案内で、オーバーホールにあたるコンプリートサービスにケースとバンドのつや出し(ライトポリッシュ)を含めると説明し、別に外装のリペアポリッシュというメニューも設けています。
買取業者の解説には、状態を評価する項目に研磨歴を入れているものもあります。メーカーの案内と合わせて読むと、査定で問われているのは磨いたかどうかより、誰がどこまで磨いたのかが分かるかどうかだと読み取れます。正規のサービスの明細があれば、研磨の出どころを示せます。
なお、ロレックスとオメガの正規サービスで研磨が標準の工程に含まれるかどうかは、今回確認した公式ページの範囲では分かりませんでした。研磨についてのこの説明は、グランドセイコーの公表内容に基づいています。
社外のベルトと非正規の修理
部品を純正以外のものに替えた時計は、純正との差が査定に表れることがあります。買取大吉は、社外品のベルトでも買い取るとしたうえで、純正との差額は出ると説明しています。
修理をどこで受けたかも、個体の扱いを変えます。オメガは公式のよくある質問で、非正規の者が修理したものは保証の対象外になると明記しています。オメガの場合、保証期間内の時計でも、非正規の修理を受ければ保証の前提が変わります。
純正のベルトや部品は手元に残す
社外のベルトに替えて使っている時計は、外した純正のベルトやコマも一緒に持ち込みます。社外品は純正との差額が出ると説明する買取店があるためです。処分してしまった場合は、そのことを伝えて相談すれば足ります。
保証書と整備記録:メーカーごとに条件と間隔が違う
腕時計の保証書が査定で重く見られるのは、正規の販売店が購入日などを記入して発行するため、正規のルートで売られた個体だと示す書類になるからです。新品保証の期間や推奨されるサービスの間隔はメーカーごとに異なり、整備の明細は次の整備時期を示す材料にもなります。
保証書は、誰が発行したかが残る書類
保証書の発行のしかたは、メーカーが決めています。ロレックスは購入についての公式案内で、購入した時計に5年間の国際保証が適用され、正規品販売店が保証カードに情報と日付を記載すると説明しています。オメガは、正規販売店が日付と押印を入れた保証書だけを有効としています。
買取業者の解説で保証書のほかに付属品として挙げられているのは、箱、ブレスレットの余りコマ、替えベルト、オーバーホールの証明書などです。買取大吉は、外箱・保証書・タグをできるだけ保管しておくよう呼びかけ、オーバーホールの記録や保証書があれば査定のプラス材料になると説明しています。
付属品がなくても、時計は売れます。BRAND OFFは箱や書類がなくても「本体のみでも買取」とし、買取大吉 六本木交差点前店も付属品を失くした時計を買い取ると案内しています。付属品がどう金額に効くかの一般的な考え方は、付属品が査定額を動かす理由で扱っています。
- 保証書(保証カード)。販売店の記入や押印がある状態のまま
- ブレスレットの余りコマと替えベルト。サイズを詰めたときに外したもの
- 正規サービスや修理の明細。日付と作業内容が分かるもの
- 箱と購入時のレシート。どこで買ったかの裏づけになる
保証の期間とサービスの目安は、メーカーで違う
新品の保証の期間と、メーカーが示すサービスの目安は、銘柄によって違います。次の表は、各社の公式ページで確認できた範囲をまとめたものです。
| メーカー・団体 | 新品の保証 | 正規サービス後の保証 | 修理後の再修理 | 公式に示すサービスの目安 |
|---|---|---|---|---|
| ロレックス | 正規販売店で購入した新品に5年間の国際保証 | — | — | — |
| オメガ | 5年の国際保証 | 正規サービスセンターでのサービスに24か月の保証 | — | 防水チェックは年1回、コンプリートサービスは5年から8年ごと |
| グランドセイコー | — | — | 修理後24か月以内に同じ不具合が出たら無料で再修理 | オーバーホールは3〜4年に一度 |
| 日本時計協会 | — | — | — | 2〜3年に一度の有償点検(機械式とクォーツを区別していない) |
「—」は、今回確認した公式ページの範囲で記載を確かめられなかった項目です。オメガの数字はオメガのお手入れの案内、日本時計協会の数字は点検についてのQ&Aによります。
目安に幅があるので、整備の明細は「整備を受けた」という事実だけでなく、いつ受けたかが意味を持ちます。グランドセイコーなら3〜4年、オメガなら5〜8年という目安と、明細の日付を並べれば、次の整備までの残りの期間が見えます。査定のときに日付と作業内容を伝えると、金額の根拠を話し合いやすくなります。
時計の相場は、定価の改定と地金価格の影響を受ける
腕時計の買取相場は、新品の定価の改定と、ケースやブレスレットに使われた金などの地金価格の影響を受けます。同じ型番でも売る時期によって金額が変わるため、記事に固定の買取価格は載せられません。売り時を考えるときに見るべきなのは、どの要因がいつ動いたかです。
新品の定価の動きは、中古の買取額を聞き直すきっかけになります。時計の価格情報サイトは、ロレックスが日本国内の定価改定を公式には告知していないとしたうえで、2026年1月1日に全面的な改定があったと伝えています。新品の市場では、矢野経済研究所の調査が、価格の改定と高価格帯・限定モデルを2026年の国内市場を押し上げる要因に挙げています。
金無垢やコンビの時計には、時計としての評価とは別に、ケースやブレスレットに使われた金の素材としての価値があります。止まっていても、使われた金に素材としての価値が残る場合があると説明する買取業者もあります。金の単価が品位と重さでどう決まるかは、金・プラチナの買取価格が品位別の単価と重さで決まる仕組みで解説しています。
相場を動かす要因のうち、品目を問わない一般的なものはブランド品の相場が店の外側で動く仕組みで整理しています。時計を含む品目ごとの相場の動きと売り時の考え方は、赤坂駅周辺のブランド買取店を比較した一覧の、相場と売り時の解説にまとめています。
腕時計を持ち込む前にすること、しないこと
腕時計を売る前にすることは、保証書・余りコマ・整備の明細を集めることと、修理や研磨に出さずに早めに相談することの2つです。非正規の修理や社外品への付け替えは、メーカー保証の対象から外れたり、純正との差額が出たりする理由になります。
保証書・余りコマ・明細を1か所に集める
保証書は記入や押印がある状態のまま、余りコマや替えベルト、正規サービスの明細と一緒にまとめます。相続や整理で複数の時計がまとめて出てきた場合は、相続や引っ越しでまとめて手放すときの段取りも役に立ちます。
修理にも研磨にも出さず、早めに持ち込む
手入れは乾いた布でほこりを払う程度にとどめます。止まっている時計は直さずに、そのまま相談します。電池切れの放置は漏液につながるので、見つけた時点で動くのが確実です。
時計に固有の3つの点を聞く
金額を聞いたら、整備をどこで行う前提の金額か、余りコマや保証書が見つかったら金額は変わるか、研磨や部品交換の跡を減額の理由に挙げたか、を確かめます。答えによって、付属品を探し直す意味があるかどうかが分かります。
「直してから売る」つもりで、非正規の店で修理する
修理で部品が元と違うものになると、減額の理由になると説明する買取店があります。メーカーによっては、非正規の修理は保証の対象外になり、オメガはそのことを公式に明記しています。
売ると決めているなら、修理代をかける前に査定で値段を聞くほうが確実です。
社外のベルトに替えたまま、純正のベルトを処分する
社外品のベルトでも買い取りの対象にはなりますが、純正との差額が出ると買取店は説明しています。外した純正のベルトやコマが残っているなら、時計と一緒に持ち込んで見てもらいます。
使っていない純正の部品も、時計と同じ場所に保管しておくのが確実です。
持ち込みの段取りや複数の店での見積もりの取り方は、赤坂でブランド品を高く売るための実務にまとめています。
腕時計の買取についてよくある質問
Q止まった腕時計でも買い取ってもらえますか?
止まった腕時計も査定の対象になります。買取大吉は壊れていても価値があるとしてそのままの持ち込みを案内し、大蔵質店は調子の悪い時計でもお金になる可能性があると説明しています。売ると決めたなら修理に出す前に相談し、電池の漏液が進む前に早めに持ち込むのが基本です。
Qオーバーホールの記録は査定額に影響しますか?
オーバーホールの記録は、査定でプラスの材料になると説明する買取店があります。推奨されるサービスの間隔はメーカーによって違い、グランドセイコーは3〜4年に一度、オメガは5〜8年ごとを目安として示しているため、記録の日付と次の時期をあわせて伝えると根拠になります。
Q保証書や箱がなくても腕時計は売れますか?
保証書や箱がなくても、腕時計は売れます。BRAND OFFは本体のみでも買い取るとし、買取大吉 六本木交差点前店も付属品を失くした時計を買い取ると案内しています。保証書は正規の販売店が購入日などを記入して発行する書類なので、あれば探しておく価値があります。
Q赤坂駅周辺で腕時計を買い取ってくれる店はありますか?
赤坂駅周辺には、時計の買取を公式サイトで案内している店が複数あります。本サイトが比較している5店はいずれも時計を扱い、買取とくらや 赤坂店を運営する株式会社とくらやは、時計を含む品目をメインに買い取ると案内し、強みの1番目にメンテナンス力を挙げています。
Q腕時計を売ったら税金はかかりますか?
腕時計を売ったときの税の扱いは、個別の判断になります。生活に通常必要な動産を売った所得は原則として非課税ですが、30万円を超える貴金属・宝石やその製品などは除かれます。今回確認した条文とタックスアンサーには時計を名指しした記述がないため、高額な時計は税務署か税理士に確認してください。
まとめ
腕時計の買取額は、型番で決まる需要と相場を土台に、研磨や修理の履歴、保証書などの付属品、機械として動くかどうかで上下します。止まった時計は、売ると決めたなら修理に出す前に相談するのが基本で、電池切れのまま置くと漏液しやすくなるため、相談は早いほど傷みを広げずに済みます。
保証の期間とサービスの目安はメーカーによって違います。新品保証はロレックスとオメガがともに5年で、サービスの目安はグランドセイコーが3〜4年、オメガが5〜8年です。グランドセイコーは正規のサービスにつや出しを含めており、研磨の跡も、正規の明細があれば出どころを示せます。
赤坂駅周辺で比較した5店は、いずれも時計の買取を公式に案内しています。買取とくらや 赤坂店を運営する株式会社とくらやは、時計を含む品目をメインに買い取ると案内し、強みの1番目にメンテナンス力を挙げています。時計の整備をどこで行うかは公表されていないため、査定のときに整備の前提を聞くと、金額の根拠が分かります。
持ち主にできるのは、保証書・余りコマ・整備の明細を集めることと、修理や研磨に出さずに早めに持ち込むことです。検索結果に出た店が赤坂の店かどうかは、公式の店舗ページで所在地を確かめてから向かってください。
本稿の記述は、ロレックス・オメガ・グランドセイコーの公式サイト、一般社団法人日本時計協会の公表資料、矢野経済研究所の公表資料、各社公式サイトの掲載内容、時計の価格情報サイトの報道に基づく。税に関する記述は国税庁のタックスアンサーと所得税法施行令の条文を確認した範囲による。検索結果の記述は2026年10月10日に検索した時点の表示による。いずれも2026年10月10日時点の確認。店頭での聞き取りは行っていない。相場は日々変動するため、実際の査定額は品物の状態と依頼時点の市場によって異なる。本稿では特定の時計の買取金額を示していない。


藤井 舞子
経済ジャーナリスト/地域商業ライター
時計の査定ポイントを解説する買取業者のコラムを3本読み比べたところ、メーカーの保証やサービスの間隔を出典つきで示したものはありませんでした。そこで今回は、ロレックス・オメガ・グランドセイコーの公式の保証とアフターサービスの案内、一般社団法人日本時計協会のQ&A、赤坂駅周辺5店の公式サイトで時計について書かれている範囲を突き合わせています。
読み比べて分かったのは、保証の条件もサービスの目安もメーカーごとにかなり違うことです。だから「整備の記録があります」の一言でも、どのメーカーの、いつの整備なのかで意味が変わります。以下はすべて公表情報の照合から読み取った内容で、店頭での聞き取りは行っていません。